相続した空き家を「そのまま放置してしまっている」という方は意外と多いものです。
日々忙しくしていると、片付けや不用品の整理が後回しになってしまい、気づけば数年経っていた…というケースも珍しくありません。
しかし、空き家は放置すればするほど、固定資産税・管理の負担・老朽化のリスクなどが大きくなり、後で困る場面が増えてしまいます。
特に、敷地に雑木林がある場合は山林処分の手間も加わり、余計に扱いづらくなることもあります。
そこで今回は、相続した空き家をどうするべきか悩んでいる方に向けて、
「売る」「解体する」「活用する」
という3つの選択肢をわかりやすく比較します。
あなたの状況に合う最適な選択を見つけるヒントになれば幸いです。
1. 相続した空き家は放置するとどうなる?
空き家を持っているだけで、大きく3つの負担が発生します。
● 固定資産税がかかり続ける
住んでいなくても、土地と建物には税がかかります。
さらに、老朽化が進み「特定空家」に指定されると、税の軽減が外れ、税額が数倍になる可能性もあります。
● 管理の手間とリスクが増える
定期的に換気・清掃・庭木の手入れをしなければ、傷みや劣化が加速します。
庭に木が多い場合は、倒木や山林処分が必要になるケースも増えます。
● 近隣トラブルの原因になる
雑草の繁殖、不法投棄、動物の住み着きなど、近隣住民から苦情が出ることも珍しくありません。
放置していても家が良い状態になることはなく、むしろ時間が経つほど負担が増えてしまうのが空き家の難しさです。
2. 選択肢①「売却」するメリット・デメリット
空き家の扱いで最もわかりやすい選択肢が「売却」です。
【メリット】
手放すことで管理の負担がなくなる
解体費が不要なケースもある
現金化できるため資産整理に向く
築年数が古くても、土地としての価値があれば買い手がつく可能性があります。
【デメリット】
不用品の整理は必要
傷みがひどい家は解体が前提になるケースも
査定額が予想より低い場合がある
特に、室内に大量の不用品が残っている家は、売却前に片付けが必須です。
山林処分が必要な土地だと「整地費用」もかかる場合があります。
3. 選択肢②「解体」して更地にするメリット・デメリット
建物が老朽化している場合、最も現実的なのが「解体して更地にする」方法です。
【メリット】
売却しやすくなる
将来的な倒壊リスクがなくなる
特定空家に指定される心配がない
自分や家族の利用計画が立てやすい
更地にすると、駐車場・太陽光・家庭菜園・売却など、選択肢が広がります。
【デメリット】
解体費用がかかる
不用品の整理が必要
山林処分を含めると追加の費用がかかる場合も
ただし、多くの自治体には補助金があり、解体費の一部を負担してくれる制度もあります。
また、解体と不用品処分、山林処分をまとめて依頼できる業者を選べば、コストも抑えやすくなります。
4. 選択肢③「活用」するメリット・デメリット
活用方法としては、貸家、民泊、倉庫としての利用などがあります。
【メリット】
家賃収入が得られる可能性
完全に手放す必要がない
思い出の物件を残せる
【デメリット】
修繕費用が高額になることが多い
管理負担が継続する
空き家の場所によっては需要が少ない
山林や外構の整備が必要な場合がある
築古物件を活用する場合、最低でも屋根や水回りの修繕が必要になることが多く、多額の費用がかかる可能性があります。
5. どの選択肢があなたに合っている?判断ポイントまとめ
以下のチェックが選択の参考になります。
● 売却が向いている人
・土地としての需要がありそう
・早く手放したい
・不用品を整理できる時間がある
● 解体が向いている人
・建物が明らかに老朽化している
・倒壊の心配がある
・土地として活用したい
・山林処分も含めてスッキリ整えたい
● 活用が向いている人
・立地が良い
・修繕費の準備がある
・継続的な管理が可能
もし判断が難しい場合は、
売却査定と解体見積もりを同時に取る
という方法もおすすめです。
両方を比較することで最適解が見えやすくなります。
6. 不用品や山林処分は早めに動くとラクになる
相続した空き家の悩みで一番多いのが、
「不用品が多すぎて手が付けられない」
という相談です。
年末は片付けモードになりやすいため、
敷地に雑木林がある場合は、山林処分の必要範囲を把握しておくことで、見積もりが正確になり、余計な費用を抑えられます。
7. まとめ
相続した空き家をどうするかは、多くの方が悩まれる問題です。
「売る」「解体する」「活用する」どの選択にもメリット・デメリットがありますが、
放置していても問題は解決しないどころか、負担だけが増えてしまいます。
年末という区切りの時期に、一度しっかり向き合ってみることで、来年の動き方が大きく変わります。
不用品や山林処分を含めた整理を早めに進めるだけでも、選択肢は広がり、より良い判断ができるようになります。
ご質問やご相談があれば、遠慮せず、お気軽にお問い合わせください。